車検・整備
メンテナンスQ&A
車に関わる代表的な3つの視点に絞ってご紹介します。
1. エンジンオイル
2. バッテリー
3. タイヤ
- タイヤの空気の適正値を調べるにはどうしたらいいですか?
- タイヤを外見からチェックするポイントは?
- タイヤのローテーションは何で必要なのですか?
- 自分のクルマのタイヤサイズを知るには何処を見ればいいですか?
1. エンジンオイル
- Q
- ガソリンスタンド等で「エンジンオイルの交換」を頻繁に奨められるのですがどのくらいの期間を目安に交換すればいいですか?
- A
- 本来であればオイルの汚れや粘り気などで判断するのですが、オイルの種類や色粘度が違うので、走行距離もしくは期間で管理することをお奨めいたします。一般的には6ヶ月~1年もしくは5,000キロ~10,000キロのサイクルで行うのが最適です。※ オイル交換の2回に1回はエレメント交換も忘れずに!
- Q
- エンジンオイルの役割は?
- A
- エンジンオイルには
- エンジン内部をまわり、各部品の摩擦や磨耗を軽減させる効果。
- エンジンから発生する熱を冷却する効果。(オーバーヒート防止)
- エンジンの金属部分を水分や異物が原因の錆を防止する効果。
- エンジン内部に溜まった汚れを取除く効果。
2. バッテリー
- Q
- バッテリーの役割は?
- A
- バッテリーは自動車を構成している部分の中でも、大変重要な役割を担っています。
エンジンの始動時をはじめ、ヘッドライト・ブレーキランプ等の各種ランプ類、カーナビ・カーオーディオやワイパー、パワーウィンドウ、時計など多くの電装品を正常に働かせる役目があります。
- Q
- バッテリーの寿命は?
- A
- JAF等の故障修理による出動理由の上位に「バッテリー上がり」があります。最近のバッテリーは昔のものと比べ、寿命末期までエンジンがかかりバッテリーの劣化に気付かず走行してしまうことが多いのです。上がってから交換するのではなく2~3年を目安に早めの交換をお奨めいたします。又、夏や冬のエアコンを使用する時期はバッテリーを酷使しますので事前に修理工場等でバッテリー点検(放電テスト)の実施をお奨めいたします。
- Q
- バッテリーのメンテナンスはどうすればいいの?
- A
- バッテリーはバッテリー液と内部の電極板との科学変化によって電気の充電放電を繰り返しています。バッテリー液は使用中に減少します。最近のバッテリーは、液減りの少ないメンテナンスフリータイプが主流になっていますが全く液減りしないということではありません。バッテリー液が最低液面線以下の状態で使用し続けますと、バッテリーの寿命を縮めるばかりでなく、破裂(爆発)の原因となることがあります。少なくとも1ヶ月に1度は液面点検をし、バッテリー液を補充されるかもしくは、修理工場への御入庫をお奨めいたします。
3. タイヤ
- Q
- タイヤの空気の適正値を調べるにはどうしたらいいの?
- A
- タイヤの空気圧はクルマに乗る乗らないに関わらず、自然に低下するものです。高すぎず、低すぎず適正空気圧を保ちましょう。空気圧が適正でないとタイヤの異常磨耗やバースト(走行中の破裂)の原因、操縦の不安定、燃費のダウンを引き起こします。それぞれの適正空気圧は運転席のドアエッヂに記載されているので月に一度は修理工場もしくはガソリンスタンドで点検してもらいましょう。
- Q
- タイヤを外見からチェックするポイントは?
- A
- 基本的にはミゾ・キズ・ヒビの3つが挙げられます。ミゾが減ると雨の日は止まり難くなり、高速走行時、濡れた路面でブレーキもハンドルも効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)ことがあります。キズ・ヒビは小さなものでもパンクやバーストにつながります。
- Q
- タイヤのローテーションは何で必要なの?
- A
-
付いている4本のタイヤは装着開始時期が同じであっても磨耗は同じではありません。また、FF車(前駆動)とFR車(後駆動)でも磨耗に違いが出てきます。定期的なローテーションにより偏った磨耗をなくし、タイヤを長持ちさせることにつながります。ローテーションの目安は5,000キロ走行に1回。安全点検や12ヶ月点検時に行うと便利です。
- Q
- 自分のクルマのタイヤサイズを知るには何処を見ればいいの?
- A
-
例 ①205/②65 ③R ④15
①タイヤの幅 ②扁平率 ③ラジアルタイヤの意味 ④インチ(リムの直径)